3.11を伝える

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今朝は角田山が白くなっていることに驚いて始まりました

寒い一日でしたね

今日は11日です 実は今年のカモメさんにとっては特別な日なのです そうです 今から5年前の3月11日 東日本大震災が起きました その日の思い出を子ども達にいろんな大人の人から語ってもらおうという取り組みが始まりました

このクラスのなかには震災の前の日3月10日に生を受けた子やその数日後の16日に生を受けた子などがいるのです あの時生まれた子どもたちが そうです もうこんなに大きくなっているのです 一生胸に刻んで生きてほしい年代の人たちです 私たちもこの子たちの成長を特別な関心を持って見守りたいものです

5年前のあの日子どもたちはお昼寝からちょうど起きる時間でした 凄く強くて長い揺れにおびえました 子どもも大人も

心の動揺が収まらず異常に感情が高ぶり誰一人として笑う人はいませんでしたみんなとてもとても茫然とした硬い硬い顔をしていました それもそのはずです運動場に設えたテレビの映像はどれも信じられないものばかりでしたから

そんな時です我に返らせてくれたのはやはり子どもたちでした

急遽お迎えに訪れる人が後を絶たなかったのですが その時子どもたちの姿を見るとどの大人もみんなが笑顔になっていたのです もちろん子ども達も笑顔になっていました 笑顔と笑顔 心が温まった印象深いシーンでした

無事であったことにホッとしたのだと思います 安心した笑顔だったと思います その時のことをのちに園だよりに書かせてもらいました「やはり子どもたちは希望だ 希望そのものだ」と

すべてを失なったっていい 生きていればいい 子どもがいればなんにも要らない と思った人はたくさんいたことでしょう その気持ちを忘れずに今もこれからも生きていきたいものです

この取り組み背筋をピンと伸ばせてくれます また5月も行います